ナイトバスを知る!
ある日、自宅でくつろいでいた三色仮面に、兄である単色仮面より電話が掛かってきた。
三色仮面:「はーい、三色仮面です」
兄:「俺だよ」
三色仮面:「その声は、あんちゃん!!」
兄:「親潮の黒セイウチとして、メキシコマット界を震撼させた俺も引退して宮崎に帰ってきてんだ。
やっぱり、宮崎は最高だな。佐土原駅の近くに住んでるから、今度の金曜日に遊びに来い!!
もちろん、手ぶらで来るんじゃねえぞ。」
三色仮面:「はいっ、伺います。また佐土原駅の近くに着いたら電話します。」
約束の金曜日、何故か宮崎市内をウロウロしている三色仮面
三色仮面:「あんちゃんは地鶏が大好物だったよなー、手ぶらで来るなって言われたから、おいしい地鶏の土産話でも持って行こうかなー」
三色仮面:「東国原知事の言ってた通り、宮崎の地鶏は最高だなー。」
三色仮面:「こんなに美味い鶏料理の土産話だったら、あんちゃんも喜んでくれるだろうなー」
※普通、おいしい料理の話を土産にしても、大人は喜びません・・・。
居心地屋やまぢ
おいしい鶏料理を堪能した三色仮面は、うっかり眠ってしまった・・・。
店員さん:「三色仮面さん、大丈夫ですか?」
三色仮面:「うっわ、寝てしまってた。今、何時ですか?」
店員さん:「23時45分ですけど・・・。」
三色仮面:「やっっばい!!」
ちゃんとお会計を済ませて、三色仮面は宮崎の夜の街を駆け抜けた。
三色仮面:「まだ、バスあるかなっ、とりあえず橘通3丁目バス停に行ってみよう。」
橘通3丁目バス停に到着して時刻表を確認する三色仮面
その時、時刻は23時50分
三色仮面:「なななっい!!」
あきらめて、その場を離れようとしたが、バス停で人が待っているのを疑問に思って、もう一度戻ってみた。
バス停で待っている人の一人に声を掛ける三色仮面。その男こそ、ろせんだみつお。
三色仮面:「もうバスは無いのに、何を待っているんですか?」
ろせんだみつお:「バス停にも時刻表とは別にチラシが貼ってあるだろ?、ナイトバスだよ!」
三色仮面:「ナッ・・・ナイトバス?」
ろせんだみつお:「ナイトバスというのは、毎週金曜・土曜限定で、遅くなっても大丈夫な様に、
いつもより遅い時間に出発するバスがあるんだよ・・・・・・・・・・・」
ナイトバス
三色仮面:「そんな便利なバスがあったなんて!!」
興奮した三色仮面は、バス停のベンチの上で、腕ひしぎ十字固めをお見舞いするのであった。
ろせんだみつお:「はぅっ!教えてあげたのに、何すんだよぉ」
一通り落ち着いた所で、バスが来るのを待つ三色仮面。
ろせんだみつお:「ほらっ、来ただろ。あれがナイトバスだよ。」
三色仮面:「こんな夜中に、本当に来た。」
バスに乗り込む為に、きちんと並んでいた三色仮面であったが・・・。
三色仮面:「よっしゃ!!」
ろせんだみつお:「うぎょっ!?」
※バスに乗車する際は、ゆずり合いの気持ちを忘れずに一列になってご乗車下さい。
何故か、ろせんだみつおの隣に座り、すぐさま眠りについてしまう三色仮面であった。
三色仮面:「ぐがー」
ろせんだみつお:「はぅ・・・」
佐土原駅前で降りる予定だったが、寝過ごして終点の光陽台まで来てしまった三色仮面。
三色仮面:「とにかく、あんちゃんに電話する為に、公衆電話を探さなくては!!」
既に深夜なのに、兄に電話する三色仮面
三色仮面:「三色仮面、ただいま無事到着しましたー!!」
兄:「こんな遅い時間に来やがって、もう帰れー!!」
※お友達・知人宅などを訪問する際は、あまり遅い時間はご迷惑をお掛けしますので、気をつけましょう。
兄に激怒され、途方にくれた三色仮面は・・・。
三色仮面:「ダボゥ・ヒッチハイク!!」
こんな夜中に、三色仮面を乗せてくれる車はいるのかぁー!?
『ナイトバス』の詳細はこちら!
光陽台・大学病院行きに加え、新しく”西都”行きが加わりました!